2019年、8月。
今回娯楽座が挑んだ作品は時代劇の定番『雪之丞変化』
ここ数年、娯楽座本公演といえば豪華な客演の方々がメインとなり繰り広げられる物語が多かった中、今回メインの雪之丞役に選ばれたのは娯楽座座長のコースケ☆原澄人。
江戸の街で人気を博している「歌舞伎女形の雪之丞」「アイドル歌手の夢之介」「路上シンガーのマキ」の3人。
その3人のうち誰が1番かを競う大会が幕府の主催で開催されるという。
親の仇を取るために女形となって江戸にやってきた雪之丞が、正体を隠すためにやってきた場所は「ぼうふら芸人長屋」と呼ばれるクズ芸人たちの集まる貧乏長屋だった。
一癖も二癖もある長屋の芸人たちとの人情長屋噺とみせかけて…
なんと大会当日、テロ事件が勃発!その首謀者は一体…?
翻弄される雪之丞、そして夢之介、マキの運命は?
長屋の芸人たちの正体は?
コースケ☆原澄人の美しい日舞、仲村唯可の力強い歌、ゲスト・観月ゆうじさんのキレキレなダンスと歌を中心に、出演者全員のキャラクターが色濃く残った今回。
過去の娯楽座作品を覆すような話の展開、新たな表現方法で物語を紡いでいくエンターテインメント性で、滅茶苦茶ながらも娯楽座らしさを残した今作品はお客様から好評を博し幕を閉じた。
娯楽座次回公演は12月。
暫く全体での活動はありませんが、それぞれが経験したことが集結する次回公演も応援の程宜しくお願いします。